夫との絆を深めたペアリングを仲直りの意味合いで旅先で購入!
私がペアリングを購入したのは、結婚3年目の時のことです。
それまでにも婚約指輪、結婚指輪は購入していますが、それとは別に旅行先でペアリングを購入したのです。
そのペアリングには仲直りの意味合いがありました。
なぜ仲直りする必要があったのか、ここで少しお話します。
私は結婚前、まだ交際中だった夫と共に都会で暮らしていました。
結婚が決まると私達夫婦は夫の出身地へ引っ越すことになったのです。
夫の両親や親戚、実家のご近所の「長男なんだから戻ってこい!」という圧力がすごかったのです。
私達夫婦はそれまで暮らしていた所から車で6時間ほどかかる夫の地元へ引っ越しました。
私は夫が好きだからついてきたものの、友達もおらず、方言もよくわからない所での生活はとても寂しく感じました。
さらに夫の両親や兄弟、親戚やご近所さんと集まる機会がとても多く、精神的にも疲れてしまいました。
私と夫は、都会と比べて田舎は不便だという想いは共通でした。
ところが地元の風習や親戚との付き合いについては、私が苦痛に思っているなんて夫はつゆほどもわかっていませんでした。
夫にとっては生まれ育った場所なのですから、当たり前といえば当たり前のことです。
夫の出身地を否定するようで、夫に私の苦痛を理解してほしいとも言えませんでした。
そうして我慢を重ねた結果、私は体調を壊してしまいました。
ようやく夫にだけは体調不良の理由を伝えました。
夫は私の体調を気遣ってくれて、私の体調不良を理由に親戚の集まりへの参加を遠慮すると伝えてくれたりしました。
ところが本当の理由を知らない親戚たちは余計に「体調が悪いなら色々してあげるわ」とこれまで以上に干渉してくるようになったのです。
とはいえ夫も私も両親や親戚に本当の理由は言えません。
言ってしまったら私が夫の親戚や地元の風習を批判・拒否していることになってしまうからです。
そんなある日、夫が地元の友達と楽しく飲んできました。
夫はそれでも私のために友達と遊ぶのはセーブしてくれていたのですが、私には心の余裕がなく、そんな夫を責めてしまったのです。
はじめての夫婦喧嘩でした。
しばらく険悪な日々が続きました。その夏のことです。
いつもなら夫の親戚の集まりが連続するお盆期間に夫婦二人で旅行に行こうと言ってくれたのです。
夫が親族に「俺、どうしても行きたいところがあるから集まりは欠席する」と宣言してくれました。
そして夫は「これからもよろしく。仲直りの記念に」と旅先でペアリングを買ってくれたのでした。
私は感動したし、そのペアリングをつけて少し強くなりました。
今ではそのリングをつけ、夫の親戚やご近所さんとうまくつきあっています。